2025年日本のロレックス高級時計最新価格一覧

2025年6月現在の日本におけるロレックス高級時計の最新価格表を、主要な人気モデルに絞って紹介します。2025年1月に価格改定が実施され、全モデルで6～20％の値上げが見られました。特に素材による価格差があり、ステンレススチール製モデルは概ね6～8％程度の値上げ、ゴールドやプラチナのモデルは10～20％の値上げ幅となっています。

2025年の価格改定と値上げ傾向

2025年1月8日に実施された価格改定は全モデルに適用され、ロレックス正規店・大手専門店の発表によると、

ステンレスモデルは約6～8％の値上げ
ゴールドモデルは最大で20％程度の値上げ
プラチナ・チタン素材も10％以上の値上げ

背景には金相場の高騰や世界的な原材料費の上昇、為替変動や製造コストの増加があるとされています。特にゴールドやプラチナ製品は素材コストの影響を大きく受けやすく、金価格が高水準に推移しているため値上げ幅が大きくなりました。

また、昨今の世界的な物流の遅延や部品調達の難航も価格改定を後押ししており、より高い品質を維持するための製造工程の見直しによるコスト増も一因といえます。このため、国内外における時計愛好家の間でも価格上昇は避けられないトレンドとなっています。

並行輸入市場では定価の2倍近い価格での取引例もありますが、市場価格はモデルやコンディションにより大きく変動します。特に限定モデルや人気の希少モデルは、正規店での入手難易度が高まっていることもあり、プレミア価格が継続的に形成されています。

新作モデルと特徴

2024年には「ランドドゥエラー」などの新作が登場し、これらの価格にも反映されています。

ランドドゥエラー40 127334（SS×WG、インテンスホワイト文字盤）：約2,255,000円
ランドドゥエラー36 127234（SS×WG）：約2,115,300円

これらはスポーツロレックスのラインナップの一部として紹介されています。特にランドドゥエラー40は機能性が向上し、よりモダンで洗練されたデザインに刷新されたことから、市場での評価が高まっています。2025年以降も新モデルの発売が予定されており、今後の価格動向にも注目が集まっています。

また、新作は素材や文字盤の色、コンビネーションの多様化が進み、購入検討者にとっては選択肢が増えた反面、モデルごとの価値を見極めるための知識が必要となっています。

主要コレクション別の価格例と価格動向

コスモグラフデイトナ

1963年に発表されたクロノグラフモデルで、宝飾モデルも含め多様なバリエーションがあります。

ステンレススチールモデルは約8％の値上げで2,349,600円前後。
ゴールド素材モデルでは最大20％の値上げとなり、例として18Kエバーローズゴールド製126505は7,623,000円程度です。

デイトナは特に人気が高く、リセールバリューも非常に高いことが特徴です。稀少性やコレクション価値を重視した中古市場でも高値を維持しているため、資産運用を兼ねた購入を考えている方にも注目されています。

GMTマスターII

1955年に発表された、パイロット向けの機能性に配慮されたモデルです。

ステンレスモデルは約6～7％の値上げで、126710BLNRなどは1,633,500円～1,742,400円程度の価格帯です。

パイロットやトラベラーに根強い支持を得ており、多色ベゼルがアイコニックなモデルとして評価されています。2025年のモデルは素材の改良により耐久性が向上し、長期的な使用に適した設計が強調されています。

サブマリーナー

1953年誕生のモダンダイバーズウォッチです。

ステンレスモデル126610LNは約1,570,800円。
ゴールドやコンビモデルはおよそ2,581,700円以上の価格帯となっています。

機能面では防水性能の強化や視認性の向上が図られており、ダイバーのみならず普段使い用の高級時計としても人気があります。ゴールド製モデルは華やかさもあり、フォーマルな場面にも映えるため多用途に対応可能です。

エクスプローラー

1953年発表の探検用時計で、視認性を重視したシンプルなデザインが特徴です。

ステンレススチール製124270は約1,104,400円。

シンプルながら堅牢な作りのため、アウトドア愛好者やミニマリスト層に根強く支持されています。2025年モデルはケースの厚みが微調整され、装着感が向上しているとの評価もあります。

デイトジャスト

ロレックスのドレスウォッチの基幹モデルです。

ステンレススチール×イエローゴールド（126233）は約2,115,300円となっています。

クラシックなデザインが特徴で、ビジネスシーンでの使用率が高いモデルです。多彩な文字盤やベゼルのバリエーションがあり、個々の好みに合わせた選択が可能です。

購入にあたっての情報と注意点

東京・中野ブロードウェイ3Fの「ジャックロード」や「ラシン」「ピアゾ」などの大手取扱店では、最新モデルは人気が高く在庫状況が変動しています。予約制や抽選制を導入している場合があり、事前に公式ウェブサイトや電話で確認することが重要です。
オンラインショップでも購入が可能ですが、価格や在庫状況は日々変わるため事前の確認が推奨されます。また、偽物や品質の低いコピー品が出回る可能性もあるため、信用できる店舗を選ぶことが不可欠です。
一部店舗では無金利ショッピングローンや郵送申込サービスを提供しており、購入の選択肢を広げています。特に高額商品を購入する際には、分割払いを利用して負担を分散させることが可能です。
半個室の商談スペースを設けている店舗もあり、じっくり相談した上で購入できます。専門知識を持つスタッフからモデルの詳細やメンテナンス情報を直接得られるため、安心して購入に踏み切れます。
価格表は2025年4月30日時点の情報であり、今後の原材料価格変動や為替の影響で価格改定が行われる可能性があります。特に世界情勢の変化や経済動向には継続的な注目が必要です。

ロレックスの資産価値に関する情報

近年の価格上昇により、ロレックスは時計市場で注目されている商品です。一部の人気モデルでは定価を上回る価格で市場に流通している例もあります。

例として「デイトナパンダ」126500LN（ホワイト文字盤）は、メーカー希望小売価格が約2,349,600円である一方、中古市場での販売価格はモデルやコンディションにより5,150,000円～5,900,000円程度となっている場合があります。買取価格も時期や状態により異なるため、購入や売却を検討する場合は最新の市場情報の確認をおすすめします。

また、資産価値を維持・向上させるためには、購入時の状態管理や定期的なメンテナンスが重要です。純正ボックスや保証書の保管状態も査定に影響します。時計を長く価値あるものとして保持したい場合、正規メンテナンスサービスを利用することが推奨されます。

2025年に注目したい「ロレックスの中古市場動向」

2025年の時計市場において、ロレックスの中古市場は特に活況を呈しています。新作の価格上昇に伴い、正規店での入手難易度が高まる中で中古市場の存在価値はますます重要になっています。例えば、人気のデイトナやサブマリーナーの中古品は、使用感やコンディションを問わず高値を維持しており、時には新品定価以上で取引されることも珍しくありません。

中古市場で購入を検討する場合の実用的なポイントとしては、時計のメンテナンス履歴や正規保証の有無、付属品の完備状態が価格に大きく影響します。また、信頼できる専門店での購入をおすすめします。2025年現在、多くの店舗で正規メンテナンス済みの証明書付きモデルや、オリジナルパーツを使用していることを保証するサービスが整備されており、長期的に楽しめる資産としての価値を確保しやすくなっています。

さらに、リセール市場に強い人気モデルを選ぶことも重要です。最新モデルの発売や価格改定によって在庫が逼迫すると、相対的に中古の価値が上がりやすいため、購入後の資産価値維持や増加を見込むことができます。中古市場の価格傾向や取引状況を常にチェックし、適切なタイミングでの売買を意識した動きが2025年の賢いロレックス購入戦略です。